SDWAXって何?

SDWAXって何?

本物を作る新たな喜び、盛れる削れる造形用ワックス。
ジュエリーやフィギュアなど様々な鋳造に使用できる原形材料です現在はジュエリーは彫金用のハードWAX、フィギュアはパテや粘土などとそれぞれ原形を製作する素材が違います。この為、一つの世界でしか使用できないという視野を自ら狭くしてしまう素材で製作せざるおえない状態でした。
SDWAXは、製作時間を1/2まで(平均)縮め、しかも薄皮一枚の修正も直ぐに出来る事を可能にしました!
従来の素材でアレルギーなど起こす方も多かったのですが、このSDWAXはアレルギーの出やすい粉などは飛散しませんし、嫌な臭いもありません。
現在、日本にある彫金ワックスは海外から輸入されているものを使用しております。しかし、その彫金ワックスはとても固く使いずらく力が必要とされてきました。フィギュア界でも同じです。現在の若手職人たちは、粘土、パテ、スカルピーといった材料で製作しておりますが、ヤスリ掛けの際に飛び散る粉が原因でアレルギーを引き起こしたり、粉を肺に吸い込む為、人体にはとても危険です。
そして今までの粘土スカルピー、パテは硬化時間が長いということ。そのすべてを払拭したものが「SDWAX」なのです。

力もいらず簡単に修正が出来、硬化時間もなく、体にも優しい材料です。リサイクル、再生可能ですから何回でも使っていただく事が出来経済的!製作時間が大幅に短縮されるという画期的な素材を皆様に提供できればと思っております。
 

全ては、ダビィンチの発明から始まった?!

レオナルド・ダヴィンチ  1452年生まれ。
14歳のときにフィレンツェの画家ヴェロッキオの工房に弟子入り。この工房で、理論面、技術面ともに目覚しい才能を見せる。また、レオナルドの才能は、設計、化学、金属加工、石膏鋳型鋳造、機械工学など、幅広い分野に及んだ。
「その手に魂が込められなければ、芸術は生まれないのだ。」
- レオナルド・ダ・ヴィンチ -
 

生まれ変わった鋳造技術の新素材SDWAX!

WAX?ロストワックス?鋳造?ってなに?
造形の世界ではロストワックス(鋳造)の歴史は長く、仏像やジェットエンジンといった大きい物から、フィギュア、雑貨、ジュエリーやアクセサリー、銀歯、金歯といった様々な物がロストワックス(鋳造)で製作されています。
 

ロストワックス(鋳造)の流れ

ロウ素材(SDWAX等)で製作した物を(ワックス原形)を、石膏を流して型と作り、石膏型を熱して中のロウを溶かして空洞を作り、そこに溶かした金属を流し込む。
冷えて固まったら石膏をこわすとワックスで作った形が金属になっている。
この工程をロストワックス(鋳造)といいます。
 

SDWAX誕生

世の中が3Dプリンタと言われているにも関わらず、未だにワックスが色々なジャンルで使われています。全てがワックスというわけではありませんが、ワックスを使うメリットがあるからこそ大昔から今現在でも使われ続けられているのです。
ワックスを使うメリットは何と言っても量産です。

一度、ワックスで原形を製作し、そのワックス原形をシリコン型やゴム型といった型を作ってしまえば、そこに溶かしたワックスを流し込めばワックス原形を量産する事が出来、ワックス原形をいくらでも鋳造する事が出来ます。

また、素材がロウ素材の為失敗した所や気に入らない所を簡単に溶かして修正する事が出来ます。
 
このようなメリットがある為、それぞれのジャンルの職人さん(プロ)企業が独自の配合のワックスや海外製のワックスを使用してきました。

職人さんが独自で配合したワックスは決して世の中にでる事はなく、ひっそりと進化し続けてきました。
プロの造形師はいつも時間追われ、食事や寝る間も惜しんで原形を製作し続けます。
長村敏充もそんな原型師の一人でした。
しかし、長村は「もっと簡単に」「もっと正確に」「もっと早く」を目指し、原形製作の合間を見つけながら独自のワックスを開発し、27歳時に「SOLID DESIGN」を立ち上げ、「SDWAX」を発表しました。

当初はプロに向けて発売でしたが、「もっと簡単に」「もっと正確に」「もっと早く」を目指した結果、誰にでも扱えるワックスであったためプロ以外の方々にもじわじわと広がっていきました。

「SDWAX」が誕生して約20年、その間も「SDWAX」は一般ユーザーの方が簡単に製作できるように向けて日々進化を続けてます。

 

SDWAXと他の材料の違い

「他のワックスと何が違うの?」「結局ハードワックスと一緒でしょ」「インジェクション?と一緒?」とよく言われてきましたが、SDWAXはそれらとは違い、全く新しいワックスです。

ワックスペンとの相性が特に良く、ハードワックスのように溶かしても糸を引かないので溶かして盛り付けたり、ワックス同志を熔着したりする事が容易に出来ます
成型もカッターや簡単なスパチュラさえ有れば、ワックスを加工する事が出来、仕上げもAベンジンンでサッと仕上げる事が出来るのが特徴です。

ハードワックスのように色々なヤスリを使って形を作り、紙やすりの番手を徐々に細かくすることなく簡単に素早く製作する事が出来ます。
また、ロウ素材のため、スカルピー、粘土といった材料と違い硬化時間を気にすることなく気が済むまで製作をつづける事が出来ます。
(詳しくはQ&Aをご覧ください。)

 

SDWAXはどのように使う素材?

Q、フィギュアで大きい物は作れないでしょ?
A、粘土で製作した物をシリコンで型取りしてワックスを流していただければより細かい造形が製作可能です>私個人でも最大40㎝の物を作った事があります。

Q、フィギュア制作には適していますか?
A、はい。元々フィギュアの原型師の間で広まりました。ですが個々の会社が自作で材料を作っていた為、職人達は配合を隠し引退していきました。その為、便利なWAXは若い世代には受け継がれませんでした。

Q、彫金用のハードワックスと同じなんでしょ?
A、いいえ、全く違います。外見は変わりが無いのですがその特性は中身に隠されています。別物とお考えください。

Q、彫金用と造形用のSDWAXはどの様に違うのか?
A、彫金用は、新しく改良され、素材自体に弾力を持たせることが出来、より薄く細い物を作りやすくなりました。造形用は、大きなものをザクザク削ることを重視したワックスです。

Q、ワックスペンで盛り付けると気泡がでませんか?
A、先ず出る事は無いです。切削性も良いのですがワックスペンで溶かすと粘りも無くさらさらしている為、気泡は出ません。

Q、フェリスブロックワックスを普段は使っておりますが御社のブロックワックスの内部に見える不純物はいかようなものかと心配でなりません。鋳造の際、表面がゴマ巣にはならないか危惧しております。
A、ご安心下さい。ワックスに見られる濃い緑の斑点は染色の一部ですので鋳造・製作の際に一切問題ございません。斑点によってゴマ巣や製作時にそこだけ穴があくというような事もございません。楽しんでお使い下さい。

Q、他の材料に比べて金額が高い様な気がするのですが?
A、  例えばスカルピーが450gで2千円程度ですがSDWAXは100gで2千円と倍違う様に考える方がいらっしゃいますがスカルピーは固めてしまったら終わりですがSDWAXは再利用可能ですので何度も何度もお使いになれます。
 

SDWAXはどのように使う素材?

SDWAXと他素材の比較

・ハードWAX→彫金ワックスで固い海外製品
・スカルピー→フィギュア原形を製作する時に使う素材
・SDWAX→SOLID DESIGNで開発したWAX

■固さ
「ハードWAX」  プラスチックが入ったとても固いワックスです。とても力が必要で扱うのが大変な固さです。
「スカルピー」  樹脂粘土の様な柔らかさです。盛りがほとんどです。
「SDWAX」  プラスチックは入っていないのでサクサク削れてモリモリ盛れて女性でも簡単に扱える固さです。

■製作
「ハードWAX」  完全なデザインを写したあとに削っていくのみで製作します。
「スカルピー」  粘土のようなのものなので盛って製作してオーブンなどて焼き硬化させていきます。
「SDWAX」  削っていく作業とは逆に、最初はある程度まで削りますが細かい所や大きい山はワックスで盛っていくので、ハードワックスとは逆の発想で製作します。

■仕上げ
「ハードWAX」  たくさんの工程を経て仕上げしていき最後のやすり目をなくすのにストッキングで磨いたりします。
「スカルピー」  紙やすりで仕上げをしていきます。削る事があまりできません。
「SDWAX」  軽くサンドペーパーでヤスリ、Aベンジンで一拭きのみ。

■修正
「ハードWAX」  削るのみのワックスの為修正はほぼ不可能です。
「スカルピー」  焼く前でしたら何度でもOKですが焼いた後は修正不可能です。
「SDWAX」  削りすぎてもワックスワーカーという機器(はんだゴテが小さくなった物)を使用しワックスをペン先で溶かして盛ったりつなげられます。

■工具
「ハードWAX」  彫金工具一式。スパチュラセット~リューターまで大量な工具を必要とします。約総額11万円前後。
「スカルピー」  スパチュラ等工具、約¥27,000程度。
「SDWAX」  基本的なスターターキットで¥27,000 になります。

■時間
「ハードWAX」  例)甲丸リング1本(シンプルでデザインのない普通のリング)製作: 約5時間位
「スカルピー」  フィギュアは仕上げの時間・硬化待ちがかかります。
「SDWAX」  例)甲丸リング1本(シンプルでデザインのない普通のリング)製作:約40分位

■融点
「ハードWAX」 116℃
「スカルピー」 なし。
「SDWAX」 60°~80℃
 

SDWAXの特徴、使い方

① 削る SDWAXの削り心地はとても気持ちよく、学校に講義に行って生徒さんに試しに削ってもらうと、永遠カッターで削っている生徒さんが居るくらいカッターだけでサクサク、ザクザク削る事が出来ます。大きい面を削る時は金定規を使って削る事も出来ます。
もちろん、ワックス用のノコ刃を使って形を切り出す事も簡単です。

 
②  盛る SDWAXはロウ素材なので、溶かして盛り付ける事が簡単に出来ます。
ハードワックスのようにワックスペンで溶かしても糸を引く事はありません。
  製作途中に折れてしまった所を、溶かしてくっ付ける事が簡単に出来、ワックスペンを使ってSDWAXを溶かしながら絵を描くように盛り付け形を作る事も簡単に出来ます。
 

③  仕上げる SDWAXで作った原形はAベンジンでサッと簡単にヤスリ傷を消す事が出来ます。
カッター、スパチュラで形を作ったら120番の紙ヤスリで作品全体を綺麗に仕上げていきます。紙ヤスリをかけ終わったらAベンジンを染み込ませたティッシュで拭いてヤスリ目を消していきます。SDWAXはAベンジンに反応するように開発され、ワックス原形の表面の傷だけを溶かして綺麗にする事が簡単に出来ます。

SDWAXを使っていろんな物を製作してみよう。

SDWAXでアクセサリーやフィギュア、オブジェといった色々な物作る事が出来る古くて新しい素材です。
少ない道具で、加工できるので誰にでも簡単に製作する事が出来ます。
3Dプリンタなどパソコンでデータを作り製作するのも良いと思いますが、自分の頭で考え、手を動かし、右往左往しながら一生懸命作った作品は、コンピューターが作った物とは全くの別の物だと思います。
是非、このSDWAX使って本当に欲しい、ご自身だけの物を作ってみてください。
きっと素敵な物が出来るはずです。

「YOUTUBE」でSDWAX製作動画やワックスペンの使い方の動画をアップしております。一度「SDWAX」で検索してみてください。素敵な作品作りのヒントになると思います。
 

SDWAXラインナップ

「SDWAXシリーズ」はこちら↑作りのヒントになると思います。